ビートパルプ

ドックフードの成分表の中に、ビートパルプという文字があるのを見たことがありますか。
このビートパルプ入りのドックフードは、太めワンコには最適です。

ビートパルプはサトウダイコンから砂糖の成分を取り出して、残った繊維部分です。
栄養価が高く、甘みもあるため動物の飼料として広く用いられています。
生産地は日本では北海道、海外ではカナダ、米国、中国、ヨーロッパなどで作られています。

作り方はサトウダイコンを切って温水を使い糖分を絞り、乾燥してペレットというキューブ型にします。
動物の飼料として、主に乳牛の乳の出がよくなることが有名で、同じ用途としてトウモロコシとの栄養価が比較されていますが、どちらも産業廃棄物ではありません。

トウモロコシもドックフードの成分として用いられることが多いもので、タンパク質や脂肪分もあり、消化することのできる栄養分も高めです。

ビートパルプには、食物繊維が多いところが犬向きではないと評価するサイトも多いですが、ペレットにオリゴ糖を加えている場合などもあり、食いつきがよくなる、お腹の調子を良くする、ウンチを固くする、太りやすい子にダイエット向きという利点があります。

使用している犬用のふりかけメーカーでは、ビートパルプを天然の保湿調整剤として加えていて、腸内環境を整えると説明しています。
またドックフードメーカーでは、含まれる食物繊維により消化器をサポートしてプレバイトティクス成分となり、糖尿病の犬の血糖コントロールに作用すると発表しています。

ビートパルプ入りのドックフードは、太りすぎのコには最適ということになるでしょう。