グリーントライプのドッグフード

牛や山羊、鹿などの反すう動物の第四胃のことをグリーントライプといいます。
グリーントライプのグリーンは緑色ということではなく、加工していないという意味です。
夏にとれたグリーントライプは緑色、冬にとれたものは褐色をしています。

グリーントライプを食べた犬は、お腹の調子が良くなって便秘が解消されます。
グリーントライプは消化を助ける働きをします。
グリーントライプには、反すう動物たちが反すうの過程で作り出す消化液や消化酵素、ビタミンやアミノ酸がしっかりと詰まっていて、栄養価が高いものなのです。

犬は肉食動物なのに、草食動物の胃であるグリーントライプを食べても大丈夫なのかと疑問を持たれるかもしれません。
古くから野生の犬は、草食動物の胃や腸などの消化器官を食べていました。
これによって、草食動物が作った栄養素を摂取していたのです。
よって、現代の犬がグリーントライプを食べても問題はありません。

初めてグリーントライプを与える場合、食いつきが気になる方もいらっしゃると思いますが、グリーントライプは嗜好性が高く、どんな犬でも食べてくれるといわれています。
ただ、飼い主にとっては、グリーントライプの臭いが強烈に感じるかもしれません。
そこは愛犬のためだと思って我慢しましょう。

グリーントライプを購入する場合、過熱をしていない生のものがおすすめです。
生のものは、動物の消化酵素や善玉菌が豊富に入っています。
犬の食欲がないなと感じたら、一度グリーントライプを試してみてはいかがでしょうか。